20080224 NO.4
◎2月7日 あばしりダイエットプラン(網走市一般廃棄物減量化推進計画)
 網走市にはごみの焼却施設がなく、以前より埋立て処分地に埋立て処理されてきている。いくら広い北海道とはいえ、埋立て処分地を次から次へと造るわけにはいかず、最終処分場の逼迫と財政事情の悪化をうけて、このプランの策定にいたった。

 プランでは、ごみ減量の必要性、目標を顕わにするとともに、ごみ減量の視点、行動計画を具体的に示している。プランの精神がどの程度市民に浸透したかはわからないが、プランが策定された平成11年度以降、ごみの排出量が大幅に減少している。特に、家庭系における一人一日あたり排出量では、平成9年度の910gから平成18年度には600gへと、34%も減量されている。

 これからごみ処理施設の建設を行う今治市においても排出量の抑制は重要課題であり、生産・販売段階での対応と、消費段階での家庭にごみを持ち込まない行動を啓発していかなければならない。今治市におけるごみ減量への取り組みはまだまだこれからであり、ごみ処理計画におけるごみ排出将来予測量は、もっと下方修正されなければならないし、このことは十分可能であると感じてこの視察を終えた。
photo-4  網走市庁舎 看板の文字に注目
photo-5  庁舎の窓越しに見たオホーツク海 沖合いに流氷が見える


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