2007年1月8日 NO.7
◎ 森京典再質問(意見)

合併のメリットを実感できること、具体的なことを答えとしてお願いしましたが、まさか財政力指数のことが出てくるとは夢にも思っていませんでしたので驚いています。それはともかくとして、今のところ、具体例をほとんど示すことができないということが現状ではないかと思います。私が一般市民からお聞きしたところによりますと、「鈍川のせせらぎが200 円で入れるようになった。」ということぐらいでした。
今はともかくとして、今後のことは、住民の皆様に、早急に具体例を示すことができるよう努めていただかなければならない。というより、示すことができないのであれば責任問題であると認識していただきたいと思います。 私の質問の2 点目、3点目は、合併メリットを引き出すために、私ならこのようにするという内容だと付け加えておきます。2 点目はハード面、3 点目はソフト面です。

特に、2 点目のことについては、施設の利用面についてのお答えだけでありましたが、よい施設を他の地域にも整備していかなくてはならない。このことも認識していただきたいと思います。

それから、事務事業の調整方針のことが出てきましたので、このことについて触れさせていただきますが、たしかに、この調整方針は、それぞれのエキスパートが集まって協議したものであり、異を唱えるものではありませんが、あくまで縦割りであって、横方向の整合という視点で見れば、首をひねりたくなるようなことも見受けられます。今後の検討課題であることを、これも認識していただきたいと思います。
それから、支所の権限・機能の強化のことですが、現状のままでの手法の検討を行ったとしても、地域の混乱を解消することは出来ないと思います。権限・機能を支所に移したとしても、経費が増加するわけではありません。
統一を急ぐあまりに、痛みを分かち合うという名目で、画一的に財政面や人員のカットを推し進めたのでは、地域住民の不満だけを残す結果になりかねません。市民にあきらめの気持ちを持たせるのではなく、新しい今治市に誇りを持ち、積極的にまちづくりに参加できるような体制づくりが求められています。市内全域の融和と一体感の醸成を図るのであれば、急がず、ゆっくりと、激変の緩和を念頭に置いた、温かみのある行政執行が必要ではないでしょうか?

以上のことを、私の意見として述べさせていただき、質問を終わります。
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