20130427 NO.2
◎3月定例議会
 3月6日に開会された3月定例議会に提出された主な案件(特に目に留まったもの)は次のとおり。
・職員の退職手当支給水準を引き下げる条例
・市長、副市長、常勤監査委員、教育長の退職手当カットについて
・平成24年度一般会計補正予算
  国の補正予算等による小中学校耐震改修、中央体育館改修工事など
・平成25年度一般会計予算
  新ごみ処理場用地取得費、国体に向けての市営球場改修、同じく新都市テニスコート整備、学校統合に伴う小中学校整備など

photo-1  新ごみ処理場建設予定地

 質疑、一般質問は3月12、13、14日の三日間行われ、それぞれ3人ずつ9名が登壇した。私・森京典は、「国家石油ガス備蓄波方基地について」「今治市内企業の地元出身者採用について」の2件について質問を行った。
 国家石油ガス備蓄波方基地建設は、波方町と愛媛県が一丸になってその誘致に取り組んだ平成4年から始まった大事業で、20年越しとなったこの3月末に完成した。建設事業費は約1,500億円、基地立地に伴う税収等は年間10数億円が見込まれ、雇用面も含めて今治市政運営に多大に貢献するものになっている。
 合併の話が全くなかった当時、波方町の財政基盤を確立しようとしてご尽力された諸先輩方、そして、工事現場になって日常生活に支障をきたしながらも全面的にご協力いただいた宮崎地区の皆様をはじめ、その他さまざまな形でご協力していただいた多くの皆様のご苦労に報いるために、この備蓄基地のことを広く市民の皆様に知っていただきたい思いを込めて登壇し、質問を行ったものである。
 波方町宮崎地区に立地しており、多額の税収等があること。安全性が高い地下岩盤タンク方式であり、この方式では世界一の規模であること。岩盤タンク掘削に際して発生した岩石は、港湾施設の基礎材料や、漁場整備のための築磯事業などに有効活用されたこと。工事記録や施設模型、貯蔵原理などを展示する見学者用の施設も設置されること。

photo-2  地下岩盤タンク 海抜マイナス180m 高さ30m 幅26m

 今治市内企業の地元出身者採用についてでは、市外に進学した者が地元企業に就職し、生まれ育った地元で暮らせるようにするためにどのように取り組んでいるのか、また、どのように取り組んでいくのか質問した。地元出身者を優先採用したいと考えている企業もたくさんあることから、その求人情報が地元出身者に直接伝わるようなシステム整備を強く求めた。



前へ   次へ   INDEXへ