20171121 NO.3
◎今年の夏山・槍ヶ岳
槍ヶ岳は北アルプス南部にあり、標高3,180m、日本で5番目に高い山。名前の如く、天に向かって突き出した槍のような風貌で、日本のマッターホルンとも呼ばれている。一般的な人にとっての日本を代表する山はもちろん富士山。方や、少しでも山をかじった者にとっての代表山は槍ヶ岳。そんな槍ヶ岳に、昨年の剣岳登山で自信をつけたメンバーは「何とかなるだろう」程度の軽い気持ちで計画し、チャレンジとなった。

昨年同様7月最終週末に、フェリー利用で飛騨高山へ。新穂高ロープウェイ乗り場のところ(標高1,250m)から登山開始。まずは、宿泊する槍平小屋(標高1,990m)を目指した。この日の歩行、約4時間

photo-5   ここからスタート!!
photo-6   沢をわたり、ちょっと休憩

翌朝3時30分、槍平小屋発。はじめの2時間くらいは、緑に囲まれた比較的緩やかな登山路。その先はザレ場のジグザグ道で結構きつい。この日は標高差1,200mを一気に登りきって山頂を目指すので、しんどいのは織り込み済み。歯を食いしばって頑張ること4時間半。午前8時過ぎに標高3,180mに到達した。

photo-7   暗闇の中、出発
photo-8   夜が明けてきた

photo-9   まだまだ先は長い
photo-10   ザレ場の急坂 山頂はどこ?

photo-11   もうすぐ山頂 ここ、登れる?
photo-12   ガスの中、山頂が見える

photo-13   ラストの梯子
photo-14   槍ヶ岳のてっぺん

山頂の滞在時間は10分程度。ここから標高差1,900m余りを降りなければならないのでゆっくりとはしていられない。上りとほとんど同じコースを下り、ちょうど正午に槍平小屋。昼食ののち、さらに下って登り口に向かうのだが、下りといっても、疲労がたまっているせいか、上り以上に足に来る。メンバーのフルマラソン経験者に言わせると、今回の山歩きができるのなら愛媛マラソンを完走できるらしい。早朝の出発から12時間30分後、16時ちょうどにたどり着くことできた。

この日は、近くの平湯温泉のホテル泊。気持ちのいい湯を堪能し、酔っぱらってからグッスリ! なんだかんだと言いながら、皆それなりのトレーニングを積んでいるようで、翌朝には元気を取り戻して、関ケ原古戦場と世界遺産・姫路城の観光をし、山陽道、しまなみ海道を走りとおして帰宅した。


前へ   次へ   INDEXへ